衝突軽減ブレーキなど安全評価、レクサス、日産、スバルの3車種が満点に

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レクサス LS(40点)
レクサス LS(40点) 全 26 枚 拡大写真
国土交通省と自動車事故対策機構は23日、「予防安全性能アセスメント試験」として実施している、衝突被害軽減制動制御装置(衝突軽減ブレーキ)、および車線逸脱警報装置の2つの装置の試験結果をまとめ発表した。今回対象となった車種は、8メーカー26車種。

最も安全性が高い40点満点と評価されたのは、レクサス『LS』、日産『スカイライン』、スバル『レヴォーグ / WRX』の3車種だった。

評価テストは、衝突軽減ブレーキについては、試験車を時速10~60km/hで模擬車両に後方から接近させ、作動を確認。ターゲットが止まった状態と、20km/hで走行している場合の2つの状況でおこなう。警報またはブレーキの作動により衝突を回避、あるいは衝突した場合でも衝突前の減速度に応じて得点が与えられる。

車線逸脱警報装置については、試験車を時速60km/hまたは70km/hで走らせ、道路の白線からはみ出したときに、警報を発するか否かの試験をおこなう。警報を開始した速度が低い方が高得点となる。これらを加点し、合計2点以上の場合には先進安全車(ASV)として認定、さらに12点以上の場合は先進安全車プラス(ASV+)として認定されるもの。

満点の3車種のほかは、「ぶつからないクルマ」の先駆けとしてステレオカメラの画像認識による自動ブレーキ「アイサイト」を市販化したスバルが『フォレスター』、『インプレッサ』でも39点以上と高い安全性を証明した。

また同試験では、車線逸脱警報装置が装備されていない軽自動車や小型車も含まれており、これらは2つの装置を装備する車両よりも点数評価が低くなっている。

《宮崎壮人》

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