DHL、中国~欧州間の鉄道を活用した複合輸送サービスを開始

鉄道 企業動向
DGFが今回開始した日欧間の国際複合輸送サービスは、日本各地からトラックと船で中国の上海まで貨物を運び、中国から欧州までは鉄道を使用する。写真はロシア国境に近い中国・満洲里駅構内。ここからシベリア鉄道につながる鉄道路線が伸びており、欧州にアクセスできる。
DGFが今回開始した日欧間の国際複合輸送サービスは、日本各地からトラックと船で中国の上海まで貨物を運び、中国から欧州までは鉄道を使用する。写真はロシア国境に近い中国・満洲里駅構内。ここからシベリア鉄道につながる鉄道路線が伸びており、欧州にアクセスできる。 全 2 枚 拡大写真

DHLグローバル・フォワーディング(DGF)ジャパンは10月24日、中国~欧州間の鉄道を活用した国際複合輸送サービスを開始した。

DGFは中国~欧州間の鉄道ルートとして「北回廊」と「西回廊」の2ルートを確保している。北回廊はシベリアを横断するルートで、上海・蘇州とその周辺地域まで運行。西回廊は成都を起点とし、カザフスタン経由で欧州に向かう。ポーランドから欧州各地までの最後の区間は鉄道やトラックを使用する。このうち蘇州を起点としたサービスの追加は今年9月に発表されていた。

DGFジャパンの発表によると、日本からの国際複合輸送サービスは40フィートコンテナを使用。日本の各地からトラックを使用して東京・名古屋・大阪・博多各港に貨物を運び、中国の上海まで海上輸送を行う。上海から欧州までは、DGF中国による鉄道輸送を使用する。これにより所要時間は海上輸送の半分に短縮できる一方、航空輸送に比べ最大85%までのコスト削減が可能になる。二酸化炭素(CO2)の排出量は航空輸送に比べ、90%の削減を実現するという。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
  5. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る