ドイツの高級車メーカーで、フォルクスワーゲングループ傘下のアウディは11月3日、2014年第3四半期(7‐9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、ランボルギーニなどを含めたグループ全体の売上高は、126億1000万ユーロ(約1兆7920億円)。前年同期の117億3100万ユーロに対して、7.5%の伸び。
また、第3四半期の営業利益は、11億6000万ユーロ(約1650億円)。前年同期の11億ユーロに対して、5.5%の増益となった。
ただし、第3四半期の営業利益率は、前年同期の9.4%から9.2%へ、0.2ポイント低下。これは、工場の新設や改修など、設備投資が増したのが主な要因。
アウディブランドの2014年第3四半期の世界新車販売は、42万9295台と過去最高。前年同期比は7.2%のプラスだった。アウディによると、新型『A3』シリーズをはじめ、『A6』、『A7』、『Q7』、『A8』、SUVの「Qモデルシリーズ」が顧客に支持されたという。
アウディ取締役会のアクセル・ストロベックCFO(最高財務責任者)は、「アウディは成長を続けている。新型車や新技術に対する投資も増えている」と述べた。