大学サイトの使いやすさを専門家が評価…地方の実力校が上位に

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総合スコア・ランキング、ベスト10(2014年)
総合スコア・ランキング、ベスト10(2014年) 全 3 枚 拡大写真

 日経BPコンサルティングは10月31日、大学Webサイトの使いやすさを評価した「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2014-2015」を発行した。総合スコア・ランキングは、1位「富山大学」、2位「山口大学」、3位「大阪府立大学」となり、前回のトップ3と顔ぶれが入れ替わった。

 審査は、米国のForrester Research Inc.が開発したサイトのユーザビリティ診断ツール「ウエブサイト・スコアカード」をベースに約450のチェック項目のなかから大学サイトに適した項目を採用し、さらに日経BPコンサルティングが大学サイトに必要と思われる項目を加えて審査基準を作成。この審査基準に従い、調査員が実際に大学サイトを閲覧しながら調査した。調査対象は、全国の国立大学67校、公立大学18校、私立大学126校。調査期間は7月22日~9月25日。

 総合スコア・ランキングは、1位「富山大学」(前回4位)、2位「山口大学」(前回5位)、3位「大阪府立大学」(前回2位)、4位「名古屋市立大学」(前回7位)、5位「広島工業大学」(前回10位)となり、2位の大阪府立大学以外はすべて前回より順位を上げた。

 1位の富山大学は、2008年から常に同調査のトップ10にランクインしている。今回は文字のコントラストを高めて読みやすくするなど、弱視の人にも配慮したことでさらにスコアが伸びた。2位の山口大学は、サイト内検索への対策を実施するなど、ユーザビリティが向上したことでランキングのアップとなった。

 ランキングの上げ幅に注目すると、帝京平成大学が155位から21位に、茨城大学182位から93位に、室蘭工業大学が126位から46位に順位を上げた。帝京平成大学は前回、大きなリニューアルを実施することで204位から155位にランクアップ、今回はサイト内検索への対策を施したり、サイトロゴをわかりやすく表示したりするなどサイト内の地道な改善が高評価を得た。

 スマートフォン対応について、iPhone5で大学サイトを検索し、スマホ対応ページにスムーズにアクセスできるかどうかを診断したところ、スムーズにアクセスできた大学は50.2%。国公私立の別で見ると、私立は61.9%であるのに対して、国公立は32.9%にとどまった。

大学Webサイトの使いやすさランキング、1位は富山大

《工藤めぐみ》

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