信楽高原鐵道、運行再開にあわせ記念イベント…11月29・30日

鉄道 企業動向

貴生川~信楽間(滋賀県甲賀市)14.7kmの信楽線を運営する信楽高原鐵道は11月29・30日の2日間、運行再開記念イベントを信楽駅前広場で開催する。

信楽線は1933年5月8日、国鉄の鉄道路線として開業。1987年4月1日の国鉄分割民営化でJR西日本の路線になり、同年7月13日から第三セクターの信楽高原鐵道が経営を引き継いだ。利用者の減少による経営の悪化から、2013年4月1日には上下分離方式の経営体制に移行。甲賀市が鉄道施設を保有し、信楽高原鐵道が同市から施設を借り入れて列車を運行するようになった。

しかし、同年9月の台風18号の影響で橋りょうが流失するなどの被害が発生し、全線が不通に。一時は廃止も取りざたされていたが、災害復旧事業の補助対象となったことから存続が決まり、今年11月29日に運行を再開することになった。

再開後の運行本数は、下りが貴生川発6時48分~22時39分の15本、上りが信楽発6時14分~22時08分の15本。ただし初日の11月29日は信楽9時46分発の上り列車が最初の列車になり、これより前の時間は代行バス輸送となる。

記念イベントの開催時間は9時30分から16時まで。ミニSLの乗車体験コーナーを設置するほか、子供用の駅長制服を着用しての記念撮影会などが行われる。

《草町義和》

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