夜なべすると合格率が低下…受験勉強の常識が揺らぐ調査結果

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30日間の勉強状況 解析データ
30日間の勉強状況 解析データ 全 3 枚 拡大写真

 オンライン予備校「受験サプリ」利用者の1年半の計測データをもとに解析した結果、合格率の高い「上位安定タイプ」は24時以降勉強する割合が8%であるのに対し、合格率の低い「挫折タイプ」は24時以降に勉強をする割合が14%に上ることが明らかになった。

 受験生を勉強スタイル別に5タイプに分けると、タイプによって第一志望校の合格率に大きな差があることが判明。高い勉強量を維持し続けるタイプの生徒がもっとも高い合格率となり41%、次いで勉強量は少なくても一定を継続して行っているタイプで39%。後から追い上げるタイプ(32%)、だんだんやる気が減衰していくタイプ(28%)、などと比較すると、継続的に一定量の学習を行うことが効果的なようだ。

 勉強する時間帯にも合格率に差が見られた。合格率の高い「上位安定タイプ」は24時以降勉強する割合が8%であるのに対し、合格率の低い「挫折タイプ」は24時以降に勉強をする割合が14%に上る。深夜の受験勉強は合格率を下げる傾向にある。

 女子と男子の勉強ペースの違いを見ると、男子は「コツコツ」少しずつ、女子は「やる気満々」でスタートし、後半になるにつれてだんだんペースダウンしていく傾向が見られた。

 リクルートマーケティングパートナーズが運営するオンライン予備校「受験サプリ」とビッグデータ解析の「東大松尾研究室」および「経営共創基盤」は、ビッグデータを解析し、受験生の合格率アップをサポートするプロジェクトをスタート。

 「受験サプリ」が有する受験生約28万人のログデータをもとに、動画視聴時間・利用頻度・視聴動画の傾向などの可視化を実施し、第一志望校合格者の「受験勉強アルゴリズム」を導き出すことで、受験生の合格率アップサポート・ナビゲート機能を強化することを目指している。今回の調査結果は、受験サプリ利用者の1年半の計測データをもとに解析した。

深夜の受験勉強は合格率を下げる…ビッグデータ解析で判明

《工藤めぐみ》

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