帝人グループ、3分で硬化するCFRPのプリプレグを開発…自動車や航空機用途を開拓

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帝人グループで炭素繊維・複合材料事業を展開している東邦テナックスは、生産性を大幅に向上させた高速硬化タイプの炭素繊維シートに樹脂を染み込ませたプリプレグを開発した。

プリプレグは、熱硬化性炭素繊維複合材料(CFRP)の中間材料として使用されるもので、オートクレーブ成形などにより、航空機や自動車部品などのCFRPの製造に用いられている。こうした成形方法によるCFRPは、高い強度特性を発揮するものの、成形に要する時間が長く、加工費用も増大傾向にあるため、生産性と加工費用が課題だった。

今回開発したプリプレグは、3分(温度150度)で硬化させることが可能で、成形時のレジンフロー(成形工程での加圧によりプリプレグ中の樹脂が流れ出す現象)が少なく、成形性と高い表面外観性を実現することができる。

また、これを用いてプレス成形することにより、同社の従来タイプのプリプレグに比べて生産効率を数十倍に向上させることができ、年産5万個程度のCFRPの量産に対応することが可能となる。

加えて、0.5MPa程度の低圧力でも成形が可能で、内圧成形による中空品など、一般産業用途にも使用することができ、さらに難燃性のあるグレードも開発していることから、車両用途などで幅広く活用されることを見込んでいる。

東邦テナックスは、既にこのプリプレグを自動車用途に向けて展開している。将来的には、航空機用途や、これまで使用実績のない用途の開発を進め、CFRPの新たな市場開拓を推進する。

《レスポンス編集部》

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