三菱重工、米タンパ国際空港向け新交通システムを受注
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同社によると、タンパ国際空港は1970年代に世界で初めてターミナル間を結ぶ新交通システムを導入した空港。ターミナルの近代化やレンタカー施設の建設を計画しており、両施設を結ぶ新路線の建設が急務となっていたという。建設する路線は約2.3kmで、同社は路線のシステム新設と車両12両の供給を行うほか、10年間の契約オプションを含む営業運転開始後5年間の運行・保守も同時に受注した。納入完了は2017年を予定している。
三菱重工の米国向け新交通システム受注はこれで8システム目。ほかにマカオや香港、シンガポール、韓国、ドバイなど世界各地に納入実績がある。同社は、今回の受注について「これら納入・稼働実績に裏付けられた当社システムの信頼性に加え、技術力・工事遂行能力が高く評価されたことによるもの」としている。
《小佐野カゲトシ@RailPlanet》