【ユーロNCAP】スズキの新型コンパクトカー、セレリオ …3つ星評価にとどまる

自動車 ビジネス 海外マーケット
スズキセレリオのユーロNCAP衝突テスト
スズキセレリオのユーロNCAP衝突テスト 全 3 枚 拡大写真

欧州で唯一、公的な衝突安全テストを行うユーロNCAPコンソーシアムは11月5日、スズキの新型車、『セレリオ』の衝突安全テストの結果を公表した。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセットが64km/h、側面が50km/h、ポール衝突が29km/h、歩行者衝突が40km/hで実施。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で行う衝突テスト。

ユーロNCAPは、2009年2月から新評価システムを導入。評価の割合に応じたポイント配分システムを採用した。例えば、最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESPなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価90ポイント以上が目安とされる。

スズキの新型コンパクトカー、セレリオのテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能は23点。前面衝突では、運転席のダミー人形の左脚への傷害レベルが、5段階評価で上から3番目の「MARGINAL」。むち打ちの可能性を判定する追突想定テストでは、後席が5段階評価で最低の「POOR」となった。

また、子ども乗員保護性能は36点。歩行者保護性能は25点、安全補助装置の有無は5点。

この結果、セレリオの合計ポイントは89点。最高5つ星が与えられる総合評価は、3つ星にとどまった。ユーロNCAPは、「セレリオの追突想定テストは、前席が最高評価で、後席が最低評価」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る