ホンダ伊東社長「600万台は考えるところがある」…見直し示唆
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伊東社長は「600万台というキーワードがあるが、これはちょっと考えるところがある」と述べた。国内向け『フィット』などのリコール多発により、新車投入計画に遅れが出ていることなどを勘案したものとみられる。
伊東社長は600万台について、「中期計画で、いいものをタイムリーに、リーズナブルな価格で世界にお届けするというビジネスを順調に進める。そういう算段で考えた数字」と指摘、「数字が独り歩きしたきらいもある」と語った。
見直しについての明言は避けたものの、「世界各地域のお客様に(ホンダ製品を通じて)喜びをしっかりお伝えできるようにする。それを肝に命じて取り組みたい」と述べ、計画数値よりも、品質を含む商品強化を優先する方針を示した。
《池原照雄》