三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは11月3日、10月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、10月としては2008年に次いで多い6199台。前年同月比は30.5%増で、8か月連続で前年実績を上回った。
6199台の内訳は、乗用車が前年同月比60.2%増の2755台と、8か月連続で増加。セダン系の車種整理を進めていた影響から抜け出して、増加傾向が続く。SUVなどのライトトラック系は、前年同月比13.6%増の3444台と、4か月連続の前年実績超え。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が回復傾向。10月は2468台を売り上げた。前年同月比は22.8%増と、4か月連続で増加。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応してきた。
一方、新型を2013年6月に投入した『アウトランダー』は10月、976台を販売。前年同月比は4.6%減と、5か月連続のマイナス。2013年9月に米国市場に投入した新型『ミラージュ』は、RVRに次いで多い1374台と、引き続き好調。
2014年1-10月の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年同期比29.8%増の6万4564台。三菱モータースノースアメリカのドン・スウェアリジェン営業担当取締役は、「RVRが引き続き三菱ブランドを牽引している」と述べた。