アイシン精機、自動車用エンジン部品取引の価格カルテル…米国司法省と罰金41億円支払いで合意

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アイシン精機は、自動車用エンジン部品の取引で価格カルテルを結んでいたとして、米国司法省との間で、罰金3580万ドル(約41億円)を支払う司法取引で合意したと発表した。

罰金は2014年第3四半期(10-12月期)に特別損失に計上する。業績見通しに大きな影響はないとしている。

同社は、米国司法省から自動車用エンジン部品の可変バルブタイミング(VVT)の取引の一部で、価格カルテルを結ぶ、米国反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで調査を受けていた。

同社グループでは、これまで米国司法省の調査に全面的に協力してきたが、適用法令、事実関係を総合的に勘案した結果、米国司法省との間で司法取引に合意することにしたとしている。

また、同社では、業務監査体制の強化、独占禁止法をはじめとした関連法令教育など、再発防止策を徹底し、信頼回復に向けて努力するとしている。

一方、社会に及ぼす影響の大きさを厳粛に受け止めるとともに、再発防止の決意を込めて、同社代表取締役、取締役の一部、執行役員の一部が役職に応じて月度報酬の30~10%を3カ月間自主返上する。

《レスポンス編集部》

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