使う手帳で年収がわかる? デジタル時代も人気は不動…手帳をめぐる不思議

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使っている手帳のタイプ
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 20~50代の、ビジネスパーソンの手帳の利用実態や、抱えている秘密を調査、年収・職種別の意識・実態の違いを分析した結果が発表された。

 高橋書店は、東京エリア(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)と大阪エリア(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県)に住む、20~50代までの働く男女900人を対象に、『手帳に関する意識と実態調査2014』を実施した。

 まず、使っている手帳のタイプでは、「カレンダー式(月間)」が最も多かったが、年収500万円以上では「レフト式(1週間+横罫)」へ人気が逆転した。購入費も年収に比例しており、「年収500万円」が分水嶺といえる結果となった。手帳にかける金額は、年収1,000万円以上(2,919円)と300万円未満(1,239円)で1,700円もの差が見られた。また、年収1,000万円以上の92%が男性であったため、年収が高くなるにつれ、男性人気色「黒」人気が高まる結果となった。

 手帳の使い方について気を付けていることに、年収や職種でどのような違いがあるのか調査したところ、年収1, 000万円以上では「なるべく簡潔に書き込んでいる」「スケジュールは終了時間まで書き込む」「自分なりにカスタマイズして利用している」という回答が多かった。年収1,000万以上の人の手帳使いのポイントは、「ToDoリスト」や「会議や打ち合わせの内容」を記入することが多かった。手帳に書き込む内容は、年収が上がるほど仕事の割合が上がるが、1,000万円以上の男性は、逆にプライベートが増加している。

 また、宣伝・広報・企画職では、購入した手帳カバーの色は「緑」(18.2%)を選ぶ人が突出して多かった。購入時の重視点は、サイズや軽さや時間割で、3,250円ものお金をかけ購入している。手帳には名刺や地図などいろいろ挟み、何でも書き込むので、手帳をすぐ捨てる人は少なく、紙の手帳を仕事に不可欠なツールと実感しているようだ。仕事と手帳に対する考え方について聞いたところ、「持っていない人は信用しない」という回答も多かった。

 SE職は手帳には何も挟まず、書くこともタスクと会議の内容のみだが、意外なことに、紙の手帳の仕事効率化効果を他の職種よりも最も実感しているという結果となった。

 手帳に書いた秘密について聞いたところ、手帳の中味を人に見られることに抵抗がある人は94.4%だが、関西20代男性は84.0%と低くなっている。秘密の中身は、宣伝・企画職とSE職が、「仕事」と「異性関係」が他の職種より高くなっている。他人の手帳をのぞいたことのある人は全体では14.8%だったが、関西の20代男性は罪悪感が薄く24.0%と高かった。

 紙の手帳とデジタルツールをどのように使い分けしてスケジュール管理をしているのかを聞いたところ、「アナログ手帳の使い分け」が最も多く、昨年より微増し、アナログ回帰が進んでいるようだ。特にSE職で紙の手帳の2冊使いが過半数を超えており、紙の手帳はIT系でも高い評価を受けていることがわかった。

 紙の手帳とデジタルツールへの考えを聞いたところ、「デジタルツールでのスケジュール管理は、データ消失の心配がある」(72.8%)、「スマホなどのデジタルツールを取引先の前で出してスケジュールを記入するのは気が引ける」(57.0%)、 「スケジュール管理は、デジタルツールより紙の手帳の方がしやすいと思う」(84.2%)など、年収、職種に関係なく、紙の手帳が総じて高評価となり、89.3%が「デジタルツールより紙の手帳が好きだ」と回答している。

高収入ビジネスパーソンにはレフト式手帳が人気……高橋書店調べ

《浦和武蔵@RBB TODAY》

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