凍結車両のドア、開けるには20kgの力が必要…JAF調べ

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寒冷地での駐車時は 窓やドアの凍結に注意
寒冷地での駐車時は 窓やドアの凍結に注意 全 3 枚 拡大写真

JAF(日本自動車連盟)は、フロントガラスの凍結防止対策と凍結時の効率良い解氷方法を検証したテスト動画をホームページに公開した。

フロントガラスの凍結防止対策の比較ではミニバン3台を用意し、それぞれ「対策なし」、「撥水剤を塗布」、「カバーをかける」の条件に分けて、夕方5時から翌朝7時まで駐車して検証。また効率的な解氷方法では、フロントガラスを凍結させた車を1台用意し、右半分は「解氷剤」、左半分は「デフロスター」を使用して解凍時間を比較した。さらに、寒冷地ではドアが凍結して開かなくなることもあることから、「通常の車」と「ドアの内側を水で濡らした車」で、ドアを開けるのに必要な力を計測し、比較した。

フロントガラスの凍結防止策としては、最も効果があったのはカバーをかけておくことで、撥水剤を塗る方法も効果があった。凍結した際には、ウインドーウォッシャー液やワイパーでは視界が確保できず、無理にワイパーを動かせば、ワイパーのゴムやモーターを傷める可能性もあるため、JAFでは駐車時にはワイパーを立てておき、解氷剤等で解凍することをすすめている。

また、ドアを開けるには通常は5kgほどの力で開くのに対し、凍結していると20kgを超える力が必要となった。無理に開けると、ドアや車体のゴムを損傷することもあるため、雨天時に走行した後などは、ゴム部分の水気を拭き取ったり、凍結防止剤を塗っておくと良いとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

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