自転車を船に載せて東京湾クルーズ…千葉市などがサイクルシップを運航実験

船舶 エンタメ・イベント
千葉港から自転車を船に載せ、浦安までのクルージングを楽しむ人たち
千葉港から自転車を船に載せ、浦安までのクルージングを楽しむ人たち 全 40 枚 拡大写真

千葉市などは11月16日、千葉港と浦安マリーナの間(約20km)を結ぶ自転車持ち込みクルーズ船「サイクルシップ」を運航。参加者たちは穏やかな東京湾をクルージングし、港からのサイクリングを楽しんだ。

自転車をそのまま船に積み込んで、船の旅とサイクリングを楽しむこのサイクルシップ。この“自転車と船のコラボ”は、千葉県による「千葉中央港地区の旅客船桟橋等の整備」にあわせ、市が船事業者の誘致・にぎわい創出などを目的とした「運航実験」のひとつで、運航は、横須賀の猿島などのクルージングツアーを実施するトライアングル(神奈川県横須賀市)が担当した。

この運航実験に使われた船は、猿島航路で使用されている「シーフレンドZERO」という19トン船。この日の第1便は浦安マリーナを9時30分に出航し、千葉港に10時45分に到着(1日2.5往復、5便)。乗船料は各便片道1500円(往復2500円)。「各便定員40人の枠に30人ほどの乗客があった」と同社・藤野浩章氏はいう。

「4月に就航したばかりの船を持ってきた。自転車をそのまま積めるクルーズ船の運航は非常に珍しい試み。今回は、ロードバイクなどを置くスタンドを我々がオリジナルで制作し、上甲板に配置。大事な自転車を分解せずそのまま載せられて、2階部分の甲板からや客室から海を眺めるクルーズの旅が楽しめるとあって、好評を得た」(藤野氏)

サイクルシップの乗船客の自転車は、ロードバイク、折りたたみ自転車、ママチャリとさまざま。親子の参加もみられた。30代の男性は「電車に載せるとなるとバラさないといけないし、クルマに載せて行くと渋滞などもあって疲れてしまう。でも船ならばそのまま持ち込めるし、なによりも気持ちいい」と話していた。

藤野氏はこの運航実験の次について、「例えば船上バーベキューなど飲食を楽しみながらとか、房総や三浦といった東京湾周辺の運航エリア拡大も考えられる」と話していた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  2. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  3. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る