ホンダは11月17日に開発中の燃料電池車を『FCVコンセプト』として発表した。これまで同社は燃料電池車を「FCEV」と呼んできたが、トヨタ自動車も採用している「FCV」に統一した。
ホンダの広報部によると「世の中で一般的になっている呼称にした」という。トヨタも従来、燃料電池車には「FCHV」という独自の呼称を採用していた。
トヨタの場合、燃料電池(FCスタック)からの電気と車両に搭載するバッテリー(2次電池)からの電気を制御して動力に使うということから、「ハイブリッド(HV)」も名称に加えていた。18日に発表する『MIRAI(ミライ)』に至るまでのモデルは『FCHVアドバンス』という名称。今回、市販で先行するトヨタとホンダが一般名詞を「FCV」に統一したことで、消費者の間での無用の混乱が回避される。