【ミラノショー14】ホンダ、MotoGPレプリカ RC213V-S…HRC社長「私にも乗りやすい」

モーターサイクル エンタメ・イベント
ホンダ RC213V-S(ミラノショー14)
ホンダ RC213V-S(ミラノショー14) 全 12 枚 拡大写真

ホンダは、イタリア・ミラノで開催された国際モーターサイクルショー「EICMA 2014」(ミラノショー)において、MotoGPマシン『RC213V』の公道走行可能なレプリカ『RC213V-S』を披露した。プロトタイプということで最終的な市販仕様とは細部が異なる可能性があるものの、ほとんどこのまま市販されるとみて間違いはなさそうだ。

ホンダのブースにおいてHRC社長の野村欣滋氏に、RC213V-Sについて話を伺うと「コンセプトは、ワークスマシンRC213Vの乗りやすさ、モーターサイクルとしての素晴らしさを、そのまま市販車の中に再現し、多くの人に味わってもらうことなんです」とのこと。どうも我々の興味はRC213Vのハード面に向くきらいがあったが、本質は実際の走りの質がレプリカということのようである。

続けて野村社長は「もちろん、中身も本物です。ニューマチックバルブとシームレスミッションだけは採用できず、一般的なタイプに換えられていますが、基本はほとんどそのままです。車体もディメンジョンは変わりません。各パーツも基本を変えないことを前提としています。限定車とは言え、台数はワークスマシンよりも増えるので、新しい生産体制が必要になるケースが出ますが、材質や加工法は同じものです」と話した。

最上級のものをサーキットだけでなく公道で楽しめるものとするため、公道走行が可能なように開発されているのだが、それには大変な労力が伴なうはずである。それに、果たしてこれが公道で走れるものなのだろうか。

野村社長に伺うと「諸規制に対応しなければなりませんでしたが、そのことよりも再現したものを量産化することに苦労がありました。性能を公道に合わせることは、困難ではありません。公道でも扱いにくくはないですよ。私にも乗りやすいですから」とのことだ。

RC213V-Sは、量産されるリッタースーパースポーツを凌駕する最上級の走りの世界を体験できるマシンに違いない。

《和歌山 利宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る