【トヨタ MIRAI 発表】燃料電池車、723万6000円で12月15日より発売…航続距離650km

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トヨタ・MIRAI(ミライ)
トヨタ・MIRAI(ミライ) 全 36 枚 拡大写真

トヨタ自動車は、セダンタイプの新型燃料電池自動車(FCV)『MIRAI(ミライ)』を開発、12月15日より発売すると発表した。

MIRAIは、自社開発の新型トヨタFCスタックや高圧水素タンクなどで構成する燃料電池技術とハイブリッド技術を融合した「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用。内燃機関に比べてエネルギー効率が高く、加えて、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能を実現する。また、3分程度の水素の充填で走行距離約650kmを達成するなど、ガソリンエンジン車と同等の利便性を備えている。

最高出力は114kW(155ps)を達成。セル面内での発電を均一化する3Dファインメッシュ流路の採用などにより、発電効率を高めて高性能・小型化を実現し、「トヨタFCHV-adv」に比べて2.2倍の出力密度となる3.1kW/Lを達成する。

高出力なトヨタFCスタックとバッテリーのパワーの最適制御によりモーターを駆動し、全車速域で俊敏な応答性を実現。トヨタFCスタックや高圧水素タンクなどを車両の中央部の床下に配置し、低重心化と優れた前後重量バランスを実現するとともに、高剛性ボディの採用などにより、操縦安定性と快適な乗り心地を高い次元で両立する。

エクステリアは、酸素の確保とFCシステム冷却のために空気を取り込む左右のグリルを強調する新たな様式を採用。FCVとしての独自性を象徴する斬新なフロントフェイスを追求した。

インテリアは、フロントからリヤへ連続する造形がシームレスで心地よい空間を表現。センターメーターには、浮かび上がるようなデザインの高精細4.2インチTFT液晶を採用したスピードメーターとマルチインフォメーションディスプレイを設定する。

安全面では、「プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)」や「レーンディパーチャーアラート(LDA)」など、先進安全技術を標準装備するほか、災害などの停電時に、約60kWh最大9kWの供給を持つ大容量外部電源供給システムを搭載する。

全長4890mm×全幅1815mm×全高1535mm、ホイールベース2780mm、車両重量1850kg。価格は723万6000円。

《纐纈敏也@DAYS》

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