物品・サービス税は準備不足…中小企業の57%が延期求める マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

マレーシア華人商工会議所(中華工商聯合会、ACCCIM)は17日、中小企業を対象に実施したアンケート調査結果を発表。

来年4月に導入予定の物品・サービス税(GST)について、58%が準備期間が不足しているとして移行期間を設けるべきと答えた。

同調査は2014年6月28日から7月30日にかけて行なったもので、全国の541社から回答を得た。うち69%がGST登録が義務づけられている年間売り上げ50万リンギで、売り上げが満たなくても自主的に登録した企業も8%あった。79%が従業員数が50人未満だった。

GST対策として真っ先に行なった事として、84%が政府や関税局、民間企業が行なっているGSTセミナーへの何らかの形での参加と回答。取扱品目がGST対象がどうかを調べたという企業は11%、パソコンソフトの入れ換えが4%だった。外食業を中心に、GSTの全体像をよく理解していない中小企業が多数あることも調査で分かった。

最低賃金制度については、影響なしとの回答は27%にとどまり、コスト増があったと答えた企業は65%に上った。44%が営業コストが1-15%上昇したと回答。16%が16-30%上昇したと答えた。最低賃金制度によるコスト増への対策としては、18%が自動化推進、16%が生産性リンクの賃金体系導入と回答。外国人労働者削減や福利厚生費の削減、パートタイム労働者の増員を挙げた企業がそれぞれ11%あった。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  6. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  7. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  8. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  9. 『N-ONE e:』の高性能版? ホンダ「スーパーEVコンセプト」インドネシアで初公開
  10. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る