マツダは19日、ロサンゼルスモーターショーの開催に先駆け、新型のコンパクトクロスオーバー『CX-3』を公開した。2015年春より、日本を皮切りに世界で販売を開始する。
CX-3のボディサイズは、全長4275mm×全幅1765mm×全高1550mm、ホイールベースが2570mm。Bセグメントサイズながら、車型や車格の枠にとらわれることなくスタイリッシュな精悍さを表現した。
マツダのデザインコンセプト「魂動」を全面的に採用し、動物のような躍動感を表現しつつも、フロントマスクをはじめ直線を基調としたシャープで都会的なイメージとなっているのがCX-3の特徴だ。マツダは「削り出しの金属の強さをイメージした骨太かつ立体的なデザイン」と説明している。また、新色の「セラミックメタリック」は光の当たり方によって表情が変化、金属の硬質感を表現している。
『デミオ』でも高く評価されているインテリアは、空間造形の統一感や素材の質感にこだわった。包み込むようなキャラクターと高めのベルトライン、彫りの深い立体的なドアトリムなどが、包まれ感と開放感を両立。表皮巻を採用したメーターフードや、シャープな造形のインナーハンドベゼルなど、パーツひとつひとつのクオリティを高めている。また、アイポイントの高さ、視界の開放感、シートやペダル位置など、「人間中心」のレイアウトとすることで快適かつ使いやすいパッケージングを追求した。
パワートレインは2.0リットルガソリンエンジン「SKYACTIV-G」と、1.5リットルディーゼルターボエンジン「SKYACTIV-D」を市場ごとに設定。日本仕様は、1.5リットル「SKYACTIV-D」のみの導入となる。