総武線に山手線車両、原宿駅に大勢のガードマン…山手線世代交代の波
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JR東日本は「山手線で走っていたE231系の1編成を、黄色いカラーにして総武線で試運転を行っている」(11月19日時点)という。
この編成は山手線時代の11両編成から1両をはずし、10両に変更され総武線や中央線を走っている。船橋市にある習志野運輸区では、「乗務員訓練中」と前面に掲出した同編成の姿があった。
JR東日本の7月の発表では、E235系量産先行車について「11両編成(うち10両新造、1両改造)は2015年3月以降落成し、走行試験を行い、2015年秋頃から山手線で営業運転を開始する予定」としている。
ホームに目を向けると、可動式ホーム柵(ホームドア)の新設工事を見かける。11月初旬に本体部分が設置された原宿駅では、ホームに配備された大勢のガードマンが「黄色線の内側をお通りください」と大声で呼びかけていた。
原宿駅のホームドアは12月13日に稼動する。ホーム屋根にはホームドアと連動する表示灯が設置されていた。この機器は、「連携」「ラッシュ」「分離」が表示されるタイプのもので、ホームドア設置済みの恵比寿駅や目黒駅などで見られるものと同じ。動き始めるまで白いテープでふさがれている。
また原宿駅には、その西側に明治神宮参拝客用の臨時ホーム(3番)がある。正月の初詣の時期に利用されるこの乗り場には、ホームドアは設置されていない。来年からの世代交代がはじまる山手線。新車が投入され、現在活躍するE231系の去就などについては、JR東日本は触れていない。
《レスポンス編集部》