IRCTCはフリップカートが登場する10年前からインドでeコマス事業を展開しており、そして未だにフリップカートとアマゾンを合計してもIRCTCのオンライン鉄道チケット販売による売上にはおよばないことが今年の3月末時点で明らかになった。
フリップカートおよびアマゾンは今年の始め、年間売上が100万ドルを突破したと発表したが、IRCTCに至っては昨会計年度の売上が1541億ルピー(約250万ドル)と前年度の1241億9千万ルピーから24%増加している。
これに関してフリップカートとアマゾンは、政府が運営するIRCTCが所有する2100万人以上の顧客データベースの利用を求めている。
IRCTCとタイアップすることによって、その販売網を利用して自社が扱う商品を販売しようとする考えである。
一方のIRCTCも昨年、ビジネス拡大のためYebhi.comと提携して電化製品、洋服、家具等の販売をIRCTCのウェブサイトで行っていたが、1年間の契約はその後更新されていないとエコノミックタイムスは伝えている。