タカタ 製エアバッグのリコール、全米への拡大を自動車メーカーに求める…米NHTSA

自動車 ビジネス 海外マーケット
タカタ(WEBサイト)
タカタ(WEBサイト) 全 1 枚 拡大写真

タカタ製エアバッグの不具合により、大規模なリコール(回収・無償修理)が起きている米国。米当局が、このリコールを全米に拡大するよう、自動車メーカーに求めていることが分かった。

これは11月18日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。当初、フロリダ州など高温多湿地域での地域限定のリコールだったが、「このリコールを全米に拡大するよう、自動車メーカー数社に求める」と発表している。

このリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレーター(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。

これにより、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇。インフレーター容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがある。

タカタ製エアバッグの不具合は、フロリダ州など、気候が高温多湿な地域で起きやすいとされていた。しかし、11月18日のNHTSAの発表によると、これらの地域外でも、5件のエアバッグ不具合が報告されていたことが判明。これを受けて、NHTSAは、米国市場に進出している自動車メーカー数社に、リコールを全米に拡大するよう求めている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る