【ロサンゼルスモーターショー14】VW ゴルフ ヴァリアント 新型に「ハイモーション」…燃料電池コンセプト

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フォルクスワーゲン ゴルフ・スポーツワーゲン・ハイモーション(ロサンゼルスモーターショー14)
フォルクスワーゲン ゴルフ・スポーツワーゲン・ハイモーション(ロサンゼルスモーターショー14) 全 7 枚 拡大写真

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは11月19日(日本時間11月20日)、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー14において、『ゴルフ・スポーツワーゲン・ハイモーション』を初公開した。

同車は、新型『ゴルフ ヴァリアント』をベースに、フォルクスワーゲングループのドイツ研究部門が開発したコンセプトカー。そのハイライトは、燃料電池車という点。

新型『ゴルフ』シリーズには、新世代モジュラー車台、「MQB」を採用。このMQBが、ガソリン&ディーゼルエンジンだけでなく、プラグインハイブリッド(PHV)、EV、天然ガス、水素燃料電池と、多彩なパワートレインに対応できることを、フォルクスワーゲンは、ゴルフ・スポーツワーゲン・ハイモーションで提示した。

車両の後部床下に、カーボンファイバー製の水素タンクを4個搭載。フロントに置かれる燃料電池スタックで、水素と酸素を結合させて電気を作り出し、モーターにより前輪を駆動する。モーターは最大出力136psを発生。このモーターは、新型ゴルフのEV、『e-ゴルフ』用を使う。

ゴルフ・スポーツワーゲン・ハイモーションには、車両の後部に、リチウムイオンバッテリーを搭載。減速時のエネルギーを回生して蓄電。この電力を、燃料電池システムの起動時に使用する。また、急加速が必要な際、モーターに電力を送り、加速をアシストする。

ゴルフ・スポーツワーゲン・ハイモーションは、0‐100km/h加速10秒の性能。水素をフル充填した状態で、最大約500km走行できる。水素の充填に要する時間は、3分と公表されている。

《森脇稔》

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