【産業交流展14】瞬間膨張するエアジャケット、消防本部で活躍中

モーターサイクル テクノロジー
イヨンインターナショナルが販売するエアジャケット
イヨンインターナショナルが販売するエアジャケット 全 3 枚 拡大写真

東日本大震災をきっかけに生まれた製品は数多い。イヨンインターナショナル(本社・東京都港区)のブースにあった「エアジャケット」もその一つだ。救助活動に当たった消防団員の人たちが多く犠牲になり、なんとかそれを防げないものかと開発された。

開発したのはエコロヴィバルーン(本社・千葉県東金市)で、航空・防衛の専門商社イヨンインターナショナルが販売を行う。右腰側にある赤い引き手(トリガー)を引くと、習慣的にエアジャケット全体に二酸化炭素が充填され、首や胸、背中を保護する。

「強力なナイロンでつくられているので、水に浮くだけでなく、流木などの漂流物に当たっても大丈夫です。それに浮揚力があるので、人が一人つかまっても楽々浮くことができます」とイヨンインターナショナル関係者は説明する。

主に自治体や消防、警察向けに販売していて、すでに高知市や南国市の消防本部に配備され、活躍中とのことだ。このことからも身の安全を守る機能が高く、オートバイに乗るライダーが着てもいいかもしれない。価格は5万5000円だ。

《山田清志》

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