【ミラノショー14】アプリリア、フラッグシップの RSV4 刷新…トゥオーノV4 も排気量拡大

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アプリリア RSV4 RF(ミラノショー14)
アプリリア RSV4 RF(ミラノショー14) 全 9 枚 拡大写真

ピアッジオグループのスポーツバイクブランド、アプリリアは、イタリア・ミラノで開催された国際モーターサイクルショー「EICMA 2014」(ミラノショー)において『RSV4 RR』、『RSV4 RF』、『トゥオーノV4 1100』を発表した。

発表2日前に行われた、スーパーバイク世界選手権「WSB」の最終戦。そのカタールラウンドにおいて、アプリリアのシルバン・ギュントーリ選手が年間タイトルを決めたため、そのマシンをステージに置いてカンファレンスを開催。ピアッジオグループのロベルト・コラニンノCEOが登場し、レース部門の責任者、ロマーノ・アルベシアーノ氏も加わり、レースの話題を展開。よりレースへの対応性を高めたRSV4 RR / RFの発表に華を添えた。

RSV4 RRは、従来型から17psアップの最高出力201psを発揮。シリンダヘッド、クランクシャフト、カムシャフト、チタン製バルブなど多くの主要部品や、吸気系、潤滑系も含め、全面的に新設計された。従来型APRCに準じる電子制御も刷新され、エンジン単体で1.5kgもの軽量化も実現している。

車体は、スイングアームを14mm延長。エンジン搭載高調整機構の高側にセットされていたエンジンは、低側が標準となった。フロントカウルまわりも一新され、LED式ヘッドライトを採用。バックミラーはウィンカーと一体式となっている。

RSV4 RFは、基本仕様はRRに準じるが、オーリンズ製の前後サスペンションや、アルミ鍛造ホイールを装備、そしてワークスRSV4のカラーリングを纏う限定車である。

RSV4をベースとするネイキッドのトゥオーノV4 1100は、3mmのボアアップで、排気量を999ccから1077ccに拡大。最高出力は5ps高い175psになり、しかも8000rpmでは、従来よりも20ps強力と中回転域が充実している。キャスター角を0.4度立て、スイングアームを6mm延長と、車体の熟成も進み、車重も1.5kg軽量化された。高めだったシート高も10mm低められ、完成度を格段に高めた印象だ。

《和歌山 利宏》

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