日本経済新聞デジタルメディアは11月19日、同社が運営する自動車情報サイト「webCG」の事業をカカクコムに譲渡すると発表した。
webCGは、1962年創刊の自動車専門誌「CAR GRAPHIC」のインターネットサイトとして、1998年6月にオープン。ニューモデル情報のほか、プロフェッショナルによる試乗記やクルマにまつわる読み物など、クルマ好きに向けての情報を発信してきた。
今回、日経デジタルメディアが運営する同事業を全額出資子会社である日経デジタルコンテンツに移管した上で、同社株式の66.5%をカカクコムに譲渡することで基本合意した。カカクコムへの株式譲渡後、日経デジタルコンテンツは社名をwebCGに変更。質の高いコンテンツの発信と価格.com との連携などによるサービス向上を測る。日経デジタルメディアは残る33.5%の株式を引き続き保有する。
また日経デジタルメディアは、カカクコムと法人顧客向け情報サービスでの協業についても基本合意。カカクコムが運営する購買支援サイト「価格.com」の商品・価格データなどを基に新たな情報サービスを開発して日経デジタルメディアが法人向けに販売するなど、協業案の具体化に向けて検討を進めていく。