【F1 アブダビGP】ハミルトン、今季11勝目で2度目のチャンピオン獲得…可夢偉はリタイア

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ルイス・ハミルトン(F1 アブダビGP)
ルイス・ハミルトン(F1 アブダビGP) 全 12 枚 拡大写真

2014年シーズンを締めくくるF1第19戦アブダビGPの決勝が23日、ヤス・マリーナ・サーキットで行われルイス・ハミルトン(メルセデス)が今季11勝目を飾り2回目のドライバーズタイトルを獲得した。

スタートで2番手からトップに立ったハミルトンは順調にポジションをキープしながら周回。一方、ポールポジションだった僚友のニコ・ロズベルグ(メルセデス)は中盤に差し掛かるところでERS(エネルギー回生システム)のトラブルが発生し大きくパワーダウン。28周目にフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)に抜かれ3位になると、後半はペースの差が著しくなり順位を下げていってしまう。

トラブルは深刻になる一方でチームからもピットインしてレースを諦めるよう指示が出るが、ロズベルグはタイトルの可能性がなくなっても最後まで走り続けることを希望。最後はトップから1周遅れの14位と満身創痍の状態でチェッカーを受けた。

ハミルトンは順調にチャンピオンに向け走行。終盤はマッサに迫られかける場面もあったが、最後までトップを守り今季11勝目のチェッカーを受け、2008年以来となるドライバーズチャンピオンを勝ち取った。2位にはマッサ、3位にはバルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)が入った。

今シーズンは共に切磋琢磨し、時にはプレッシャーを掛け合いながらチャンピオン争いを繰り広げてきたハミルトンとロズベルグ。最終戦では2人の白熱したマッチレースを期待したファンも多かったが、残念ながらマシントラブルという形で明暗が分かれる内容となってしまった。

また2戦のチーム欠場から復帰を果たした小林可夢偉(ケータハム)は19番手からスタートするも、42周目にピットインしリタイアとなった。

F1 アブダビGP 決勝結果
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2.フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)
3.バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)
4.ダニエル・リチャルド(レッドブル)
5.ジェンソン・バトン(マクラーレン)
6.ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
7.セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
8.セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
9.フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
10.キミ・ライコネン(フェラーリ)

14.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)


リタイア.小林可夢偉(ケータハム)

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  3. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る