【ホンダレーシング サンクスデー14】来季のF1復帰に向けて…中嶋悟氏「ホンダのいないF1は寂しかった」

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Honda Racing THANKS DAY 2014
Honda Racing THANKS DAY 2014 全 13 枚 拡大写真
23日にツインリンクもてぎで開催された「Honda Racing THANKS DAY2014」。その会場内で、2015年からのホンダF1復帰に向けたトークショーが行われた。

ステージには日本人初のフル参戦F1ドライバーである中嶋悟氏と、2004年アメリカGPで3位表彰台に上がるなどホンダのF1活動第3期で活躍。現在もアメリカのインディカー・シリーズに参戦中の佐藤琢磨選手が登場した。

世界最高峰の自動車レースであるF1に参戦し、世界中の強豪ドライバーと戦ってきた2人。当時語られることがなかったF1を目指すまでの下積み時代や、記念すべきデビュー戦の話を披露。イベントスケジュールの都合上、早朝からの開催だったにも関わらずステージ前には多くのファンが集まり、熱心に聞き入っていた。

特に中嶋氏は「フォーメーションラップからグリッドに帰ってきた時、周りを見たら今まで目標にしてきたF1の世界で活躍するドライバーたちと同じグリッドにいると改めて実感しましたね。レッドシグナルがつくまでの数秒間でしたが、その時のことは今でも鮮明に覚えています」と、今から30年近く前の話を熱く語っているのが印象的だった。

そして、いよいよ2015年から第4期のF1挑戦が始まるホンダ。これについて中嶋氏は「ホンダのいないF1は寂しいなと思っていました。観るべきものがいなくなって、F1から遠のいた人も少なくなかったと思う。だから来年帰ってくるのが今から楽しみです。ホンダは色んな事情があって参戦を休むことがあるけど、競争していないと気が済まない会社なんだろうなと改めて感じました。だから、早いうちに皆を喜ばすような結果を出してくれるだろうと期待しています」と、伝統のホンダ復帰を心待ちにしていた様子。

また琢磨も「こうしてホンダの名前と音がF1に帰ってきてくれることが凄く嬉しい。早くプレシーズンテストが本格的に始まって、メディアの皆さんにたくさん取り上げてもらって、また日本にF1とホンダの話題が戻ってきてくれることを願っています」とコメントした。

この日はホンダ・コレクションホールで保存されているマクラーレン・ホンダ『MP4/4』と『MP4/6』の2台がデモ走行を披露。代々受け継がれてきた”ホンダサウンド”をサーキット全体に響き渡らせた。

《吉田 知弘》

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