ホンダ伊東社長、熊本製作所を「全世界のホンダ二輪のメッカに」

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ホンダ 伊東孝紳 社長
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ホンダの伊東孝紳社長は11月25日に、二輪車生産拠点である熊本製作所(熊本県大津町)で開いた二輪車世界生産累計3億台達成記念式典で、同製作所について「全世界の二輪のホンダのメッカになるように、今ここを育てている最中」と述べた。

伊東社長は「まだまだ世界の色々なところで二輪を必要とされている方、また二輪を待ち望まれている方がたくさんいらっしゃる。ここ熊本はその世界での事業の発展に対していかに貢献できるかというふうに位置づけられた。ここで開発できるものは開発し、ここで生産を行い、また世界各地での生産を支援し、ここが全世界の二輪のホンダのメッカになるように、今ここを育てている最中」と話した。

ホンダは2014年度に全世界で1700万台の二輪車の販売を計画している。これに対し熊本製作所の生産能力は年間16万台で、販売計画の実に9割以上を海外で生産する計算になる。

にもかかわらず伊東社長は「日本で造り続ける」とした上で、「四輪も寄居に、この時期に巨大な投資をしたのは、モノ造りの根幹がないと、会社の中心にならない」と強調した。

その上で「ホールディディングカンパニーみたいなものがあって(その下に)会社を全世界に並べようとしても説得力がない。やはりものを造って日本も頑張っているし、商品だけでなく生産プロセスもやはり努力して次のステップにいっている姿を示さないと、やはり扇の要としては薄くなる。だから二輪(の生産拠点)は浜松と熊本に2つあったが、あえてひとつにして熊本を二輪の拠点にするという意志でやっている」と説明した。

《小松哲也》

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