小田急電鉄は12月23日から、渋沢駅(神奈川県秦野市)で音楽ユニット「ZARD」の楽曲を列車接近時のメロディに採用する。同社が11月25日発表した。秦野市が実施したアンケートで上位となった「負けないで」「揺れる想い」の2曲が放送される。
ZARDのボーカル、故・坂井泉水さんは秦野市に住んでいたことがあり、通学時には渋沢駅を利用していたという。同市が2015年1月に市政施行60周年を迎えることから、記念事業の一環として駅メロディへの楽曲採用が決定した。
採用する楽曲については9月20日から10月20日にかけてアンケートを実施。秦野市の発表によると全国から約4600件の投票があり、上位2曲となった「負けないで」と「揺れる想い」(ともに1993年リリース)の採用が決まった。上りホーム(新宿方面)が「負けないで」、下りホーム(小田原方面)が「揺れる想い」で、列車の接近時に10秒程度流れるという。
使用開始当日は11時から同駅構内で市が記念式典を開催するほか、記念ピンバッジの配布(先着300人)も行われる。ピンバッジは10時から記念式典終了後まで同駅構内にある市の「渋沢駅連絡所」で整理券を配布する。