【ダカール15】プジョー 2008 DKR 、正式カラーリング公開…参戦準備完了
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2008 DKRは2014年4月、北京モーターショー14で初公開。2008 DKR は、プジョーが2015年のダカールラリーへ、25年ぶりに復活参戦するために開発されたラリーマシン。プジョーの新しい小型クロスオーバー車、『2008』をモチーフとしたボディをまとう。市販車の2008にはリアドアがあるが、2008DKRはないなど、違いがある。
タイヤはミシュランの37インチで、直径は940mmという大径タイプを装着。また、駆動方式は4WDではなく、2WDを選択した。プジョースポール、レッドブル、トタルの3者が、再び最強タッグを結成。ドライバーには、大ベテランのカルロス・サインツ選手とシリル・デプレ選手を起用する。
2008DKRは、市販車とは異なりミッドシップ化されており、搭載エンジンは、排気量2993ccのV型6気筒ディーゼルエンジンを、2個のターボで過給したユニット。最大出力340ps、最大トルク81.6kgmを引き出す。
ボディサイズは全長4099×全幅2033×全高1912mm、ホイールベース2800mm。チューブラースチール構造のシャシーに、カーボンファイバー製ボディを載せる手法を採用。トランスミッションは6速シーケンシャル。最高速200km/hの性能を持つ。
11月17日、プジョーは2008DKRの正式カラーリングを公開。ブルー、ホワイト、レッドの3色を基調としたボディは、レッドブルとトタルの公式カラー。2015年1月4日のレース開始に向けて、準備が整った。カルロス・サインツ選手は、「テストの初期段階から、非常に速いマシンなのは明らか」とコメントしている。
《森脇稔》