フォード F-150 新型の「2.7エコブースト」…米国最高燃費の大型ピックアップトラックに

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フォード F-150 新型
フォード F-150 新型 全 3 枚 拡大写真

米国の自動車大手、フォードモーターは11月21日、新型フォード『F-150』の「2.7エコブースト」搭載車の米国EPA(環境保護局)予想燃費を公表。ガソリンエンジンのフルサイズピックアップトラックとして、最高の燃費性能と発表した。

F-150は、フォードモーターの主力大型ピックアップトラック、フォード『Fシリーズ』の中核モデル。Fシリーズといえば、米国で最も売れている車。米国の年間新車販売ランキングにおいて、32年連続で第一位。ピックアップトラック部門では、37年連続でナンバーワンを誇る。2013年は、前年比18.3%増の76万3402台を販売。

2014年1月、デトロイトモーターショー14で初公開された新型F-150のハイライトは、大幅な軽量化。高張力スチール製フレームに、航空機にも採用されるアルミ素材を使った車体を組み合わせることで、先代比で最大およそ320kgもの軽量化を果たした。フォードモーターによると、牽引力、加速性能、ブレーキ性能、燃費などの面に、軽量化が効果を発揮しているという。

新型F-150のパワートレインは、ガソリンエンジン4種類。5.0リットルV型8気筒や3.5リットルV型6気筒などに加えて、「2.7エコブースト」が新登場。先代F-150には、「3.5エコブースト」が用意されていたが、新型ではさらにダウンサイジングを進め、新開発の2.7リットルV型6気筒ユニットを設定した。

この2.7エコブーストは、ターボで過給することで、最大出力325ps、最大トルク51.9kgmを引き出す。それでいて、アイドリングストップなどにより、環境性能を追求。同社は、「牽引力やパフォーマンスはV8エンジン並み」と自信を示す。

今回、同社は、この2.7エコブースト搭載車の米国EPA(環境保護局)予想燃費を公表。2WD車の場合、EPA燃費は市街地が8km/リットル、高速が11km/リットル、複合モードが9.3km/リットル。フォードモーターは、「米国市場のガソリンエンジン搭載のフルサイズピックアップトラックで、最も燃費性能に優れる」とアピールしている。

《森脇稔》

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