トヨタ自動車の豊田章男社長が27日、ベストドレッサー賞(政治・経済部門)を受賞した。その豊田社長について「ファッションに気を使うようになったのは最近のことです」と、トヨタ自動車社長室スタッフがFacebook上で受賞の舞台裏を明かした。
豊田社長が社長に就任したのは2009年6月で、3代目『プリウス』のデビューとともに、表舞台で活躍する機会が増えた。あれから5年、プリウスの発表会に登場した当時の豊田社長と、現在の豊田社長を比較すると、確かにおしゃれ度がアップしていることに気づかされる。
社長室スタッフによると「それまで”仕事には作業着が一番”という、あまりファッションに拘らなかった豊田。でも自身のイメージが、トヨタのイメージにも繋がるのではないか…そんな想いからチャレンジがスタートしました」と、企業イメージアップのため、おしゃれへの気配りに挑戦したという。
“ファッションは忍耐!”という教えに従い、細身のスタイル等、着た事のない服にも袖を通し始めたという豊田社長。
社長室スタッフは「有難いことに”豊田さんらしい”という声をいただくようになりました。“会合でのスーツ姿”や“イベントでのカジュアルな姿””社内での作業着姿”、そして“サーキットでのレーシングスーツ姿”…いずれも豊田自身の人柄が表れた姿なのだと思います」と感想を述べている。
企業の顔ともなるトップが”何を着るべきか?”に取り組んだ末の今回の受賞、これもトヨタ流“カイゼン”のひとつなのかもしれない。