JR東日本、八戸線用の新型気動車を公募調達

鉄道 企業動向
JR東日本は八戸線用気動車の公募調達を実施する。写真は現在の八戸線を走るキハ40系列の気動車。
JR東日本は八戸線用気動車の公募調達を実施する。写真は現在の八戸線を走るキハ40系列の気動車。 全 3 枚 拡大写真

JR東日本は11月28日、八戸線に導入する車両について、公募による車両調達手続きを試行すると正式に発表した。同社が鉄道車両を公募調達するのは今回が初めて。

調達するのは八戸線用の気動車18両。11月28日18時から日本語と英語で関係書類が公開された。それによると、八戸線を中心に運用している非冷房の旧型気動車を、冷房付きでバリアフリー設備などを向上した車両に置き換える。

予定仕様は最高運転速度が100km/h。主な寸法は長さ1万9500mm、幅2920mm、高さ3062mmで、台車中心間の距離は1万3800mm、床面の高さは1130mm(ステップは970mm)としている。機関は直噴式直列6気筒横型ディーゼルエンジンで、出力は331kW(450PS)/2100rpm。車体の材質は軽量ステンレスになる。

参加申込期限は2015年2月27日18時。同社は「世界中から多くの企業に参加していただくことにより、世界の優れた企業との接点を増やしていきたい」としており、海外メーカー製の車両が採用される可能性もある。

八戸線は八戸(青森県八戸市)~久慈(岩手県久慈市)間64.9kmを結ぶJR東日本の鉄道路線。現在はレストラン列車『TOHOKU EMOTION』を除き、旧国鉄時代に製造されたキハ40系列の気動車が運用されている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. リアシートのない新型『ランドクルーザー250』発売!? 英国トヨタ工場で改造される“特別仕様”とは
  4. 幻のV12スーパーカーが100周年で復活か? SNSでは「クライスラーのイメージも変わる」と期待も
  5. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る