宮古島市、前代未聞の新部署設置…公務の第1弾は「リアル脱出ゲーム」

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宮古島市に新たに設置された観光試練課。その辞令交付式が11月26日に実施された
宮古島市に新たに設置された観光試練課。その辞令交付式が11月26日に実施された 全 6 枚 拡大写真

沖縄県の宮古島市は11月28日、前例のないネーミングの新部署を設置したことを発表。その名も「観光試練課」。市役所では同26日、「オフシーズンの観光客の落ち込みを補うために、“試練”を観光“資源”にする」という同課の辞令交付式が実施された。

同市では、「トライアスロン」や「100kmワイドーマラソン大会」、「リアル脱出ゲーム」など、“人間の試練”を目の当たりにするイベントが開催されてきた。新たに誕生した観光試練課は、こうしたイベントを統括的に国内外に発信するという。同課の公務第1弾は2015年1月の「リアル脱出ゲーム×宮古島『封印された島からの脱出2』」の広報活動とイベントの成功だ。

設立の経緯について担当者は、「宮古島には、青く美しい海だけでなく、誇れる観光資源が年間を通じてたくさんある。オフシーズンの観光誘致の一環としてトライアスロンや、リアル脱出ゲームなどに取り組んできた。それらの施策をつなぎ、さらなる観光振興を目的に、観光イベントを統括的にPRすることに特化した新たな部署を設置した」と説明する。

これまで、静岡県島田市の「農業・お茶がんばる係」や、和歌山県有田市の「有田みかん課」、青森県弘前市の「りんご課」など、その土地の名産などの名が付く部署名はあるが、無形の名前は珍しい。同課は、「イベント参加者よりも厳しい“試練”を乗り越えるべく、さまざまなプロモーションを仕掛けていく」と意気込む。

この公務第1弾の「封印された島からの脱出2」は、島全域で繰り広げられる“広域リアル脱出ゲーム”。好評を博した2014年大会(3000人参加)に続き、来春も地元の全面協力を得て実現する。宮古島市で2015年に開かれるリアル脱出ゲームで、新たに誕生した観光試練課の実力が試される。

《レスポンス編集部》

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