豪ビクトリア州で政権交代…保守連合政権敗れ、労働党に

エマージング・マーケット オセアニア

連邦保守連合支持率にも影

 11月29日に行われたVIC州議会選挙は夕刻からの即日開票で夜半までに労働党の政権奪還が決まった。

 選挙前から世論調査などで労働党支持率が常にリードしており、デニス・ナフサイン保守連合政権は「過去に例の少ない一期政権」と予想されていた。即日開票で夜半までに10議席の差がつき、午後10時、ナフサイン前州首相が敗北宣言を発表した。ナフサイン氏は、「アンドリューズ氏に電話し、お祝いの言葉を述べた。まだ不在投票の開票が残っているが、すでに労働党が大多数を占めることは明らかになった。VIC州民が労働党を選んだことを受け入れ、アンドリューズ氏には保守連合の敗北を伝えることが適切と考えた。また、自由党党首の座を明け渡す。新しい人材が党を担っていく必要がある。保守連合は次の選挙には必ずや労働党に代わる受け皿として復帰する」と語った。

 一方、労働党選挙本部には党支持者らが続々と詰めかけ、ダニエル・アンドリューズ党首が勝利宣言を行った。マルグレーブ選挙区のアンドリューズ党首は、「今日、VIC州民は労働党に全面的な信頼を置いて私たちに投票した。これは最大の栄誉だ。私たちは州民を決して裏切らない」と語った。さらに、敗北したナフサイン氏の努力をねぎらい、「氏が地域住民と州のために尽くしたことを顕彰したい。デニス・ナフサイン、妻のペギーや家族全員の将来の繁栄を祈る」と語った。

 労働党は午後11時までに政権獲得に必要な45議席を確保しており、これに対して保守連合は36議席、緑の党2議席となっている。ナフサイン氏自身は南西海岸地域の選挙区で勝利することは間違いない。

 連邦保守連合も支持率がじりじりと下がり続けており、ずっと保守連合支持だったルパート・マードック系の新聞では何人かの保守派コメンテータがトニー・アボット政権批判を打ち出し始めており、世論調査でクリストファー・パイン教育相の支持率が15%下回り、今、選挙が行われれば落選確実といわれている。(NP)

 (NP)
http://www.abc.net.au/news/2014-11-29/labor-to-take-back-government-in-victoria-green-says/5928296

VIC州議会選、労働党が政権奪還

《Nichigo Press》

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