STマイクロ、自動車規格に準拠した小型インバーター向けSiCダイオードを発表

自動車 ビジネス 企業動向
SiCダイオード
SiCダイオード 全 1 枚 拡大写真

STマイクロエレクトロニクスは、自動車規格に準拠した新しいSiC(炭化ケイ素)ダイオード「STPSC10H065DY」を発表した。

同製品は自動車規格に準拠するとともに、逆耐電圧を650Vまで増やし、限られたスペースで高い電力変換能力が要求されるプラグイン・ハイブリッド(PHEV)車などに装備されている先進的な搭載型充電器(OBC)に適している。

また従来のシリコン製品と比べ、より製品寸法と連動したスイッチング損失低減と定格電圧増加を実現するワイド・バンド・ギャップ(WBG)技術を利用している。

今回発表した650V耐圧のSTPSC10H065DY(10A)はTO-220ACパッケージ、STPSC12H065DY(12A)はTO-220ACパッケージで各々提供。さらに、TO-220ABパッケージで提供されるSTPSC20H065CTYと、TO-247パッケージで提供されるSTPSC20H065CWYは省スペースを実現し、OBCの軽量化に貢献する2素子入りダイオード(2x10A)となっている。

現在すべての新製品が量産中で直近の出荷にも対応。STPSC10H065DYの単価は、100個購入時に約4.15ドル(約492円)。

《村尾純司@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る