STマイクロ、自動車規格に準拠した小型インバーター向けSiCダイオードを発表

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STマイクロエレクトロニクスは、自動車規格に準拠した新しいSiC(炭化ケイ素)ダイオード「STPSC10H065DY」を発表した。

同製品は自動車規格に準拠するとともに、逆耐電圧を650Vまで増やし、限られたスペースで高い電力変換能力が要求されるプラグイン・ハイブリッド(PHEV)車などに装備されている先進的な搭載型充電器(OBC)に適している。

また従来のシリコン製品と比べ、より製品寸法と連動したスイッチング損失低減と定格電圧増加を実現するワイド・バンド・ギャップ(WBG)技術を利用している。

今回発表した650V耐圧のSTPSC10H065DY(10A)はTO-220ACパッケージ、STPSC12H065DY(12A)はTO-220ACパッケージで各々提供。さらに、TO-220ABパッケージで提供されるSTPSC20H065CTYと、TO-247パッケージで提供されるSTPSC20H065CWYは省スペースを実現し、OBCの軽量化に貢献する2素子入りダイオード(2x10A)となっている。

現在すべての新製品が量産中で直近の出荷にも対応。STPSC10H065DYの単価は、100個購入時に約4.15ドル(約492円)。

《村尾純司@DAYS》

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