ホンダ中国販売、12.1%減の7.3万台… 5か月連続で減少 11月

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ホンダ フィット(中国仕様)
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ホンダの中国法人は12月2日、11月の中国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は7万2973台。前年同月比は12.1%減と、5か月連続で前年実績を下回った。

中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。現在では、この影響はほぼ払拭。

ホンダは中国において、東風汽車との合弁の東風ホンダ、広州汽車との合弁の広汽ホンダの2社を展開。11月実績は、東風ホンダが前年同月比37.3%減の2万2511台と、引き続き大きく減少。一方、広汽ホンダは7.2%増の5万0462台と、2か月連続のプラス。

広汽ホンダでは、『フィット』が新型投入により、前年実績の4.2倍の1万3061台と伸びた。一方、大幅減が続いていた中国向け新型セダン、『クライダー』は11月、8267台を販売。前年同月比は50.7%減と、5か月連続のマイナス。『アコード』も、前年同月比23.3%減の1万0510台と、2か月ぶりに減少。

東風ホンダでは、小型MPVの『ジェイド』が5321台にとどまった。前年同月比は21.7%減と、3か月連続のマイナス。中国でのSUV人気に乗って、販売を伸ばしていた『CR-V』は、減速傾向。CR-Vの11月実績は、前年同月比36.5%減の1万2256台と、7か月連続で前年実績を下回った。

ホンダの2014年1‐11月の中国新車販売は、前年同期比1.4%減の64万6127台。ホンダは2013年、中国で前年比26.4%増の75万6882台を販売。2014年の販売目標については、90万台以上から80万台以上へ、下方修正している。

《森脇稔》

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