飯山線の新車両、愛称は「おいこっと」…12月23日に展示会

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12月下旬以降に飯山線で運転される新車両のイメージ。愛称は「おいこっと」に決まった。
12月下旬以降に飯山線で運転される新車両のイメージ。愛称は「おいこっと」に決まった。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本長野支社は12月4日、飯山線に導入する「古民家」風の車両について、車両の名称を「おいこっと」に決めたと発表した。12月下旬にも営業運転を開始する。

「おいこっと」はキハ110系2両を改造した、新しいコンセプトの気動車。定員は2両で約76人を予定している。長野支社が今年7月に発表した車両の概要によると、外観の塗色はアイボリーとエンジを基調とし、側窓部分には五線譜をイメージした格子線が入る。内装は「子供のころ、夏休みに遊びに行っていた田舎のおばあちゃんの家のような、懐かしさ、楽しさを感じさせる『古民家』風」のデザインになる。

車両名は「東京」の英語表記(TOKYO)を逆(OYKOT)にして、これを平仮名読みにした。「日本人が思い描くふるさと(田舎)をイメージしていただくため、東京の真逆にあるという意味」を込めたという。名称と同時に発表された車両アイコンは「『雪ん子』をイメージしたキャラクターと『おいこっと』の文字を組み合わせ、親しみのあるデザインで表現」している。

12月下旬以降、定期列車として順次導入し、2015年春からは土・日曜を中心に2両編成の観光列車としても運行される。運行区間は長野(長野市)~十日町(新潟県十日町市)間で、1日1往復を予定している。また、12月23日の11時から15時まで、飯山駅(長野県飯山市)の在来線1番ホームで「おいこっと」1両の車両展示会が行われる。

《草町義和》

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