【新聞ウォッチ】ホンダ、国内でも調査リコール公表…「インスパイア」など6車種13万4584台

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年12月10日付

●調査リコール、マツダも全米拡大へ、ホンダ国内6車種対象(読売・2面)

●アップル横浜に研究拠点、来年にも、米国以外で初(読売・2面)

●スカイマークANAと交渉、業務提携、JAL相手一転(朝日・1面)

●トヨタ販売最多更新へ、来年世界計画、2年連続1000万台超(朝日・8面)

●吉野家牛丼80円値上げ、原料高と円安ずしり(毎日・1面)

●タカタショック、問われる「安全」と「責任」見過ごされた教訓(産経・11面)

●水素スタンド設置費半減、燃料電池車普及へ規制緩和(日経・1面)

●BMW社長にクリューガー氏、技術系、来年5月昇格(日経・7面)

●インド新車販売6%増、11月(日経・9面)

●パーク24「カーシェアリング」黒字に(日経・17面)

ひとくちコメント

タカタ製の欠陥エアバッグ問題をめぐり、ホンダが原因究明を待たずに実施する調査リコール(無償修理・回収)を日本の国内でも実施することを発表した。ホンダは「顧客の安全を優先しての自主的な回収調査」としており、国内での調査リコールは初のケース。

きょうの各紙も大きく報じているが、ユーザーが気になるのはその車種だろう。対象モデルは、2002-2003年式の『インスパイア』と『セイバー』、2002-2004年式の『ラグレイト』、2003-2005年式の『エレメント』、2003-2005年式の『MDX』、2004-2013年式の『エリシオン』の6車種、計13万4584台。顧客に対しては準備が整い次第、12月下旬から無償で部品の交換に応じるという。

車種名をすべて掲載しているのは、読売、朝日、東京、日経だが、毎日と産経は「ミニバン『エリシオン』など」(産経)と、省略している。省略した紙面では仮に『フィット』のユーザーならば「大丈夫か?」との疑問を抱く。紙面の字数が限られているとはいえ、すべての車種名を掲載しないのは不親切だろう。

それはともかく、産経は「タカタショック」問われる「安全」と「責任」というタイトルでの短期連載の企画が始まった。「タカタの社長が米国での公聴会に出席せず、記者会見も行っていない」と当事者意識が薄いことを指摘.トヨタ自動車の例をあげて「先例を教訓に信頼回復の道を歩むことができるのか」と言及している。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る