住友精密、ドルニエの水上機「シースターCD2」向け降着装置を受注…約300機分

航空 企業動向
住友精密が降着装置を納入するドルニエのシースターCD2
住友精密が降着装置を納入するドルニエのシースターCD2 全 1 枚 拡大写真

住友精密工業は、ドルニエ・シーウイングスが手掛ける水上機「シースターCD2」の降着装置を受注したと発表した。

住友精密グループの民間航空機向け降着装置事業での北米拠点であるSPPカナダ・エアクラフト(SPPCA)が受注した。SPPCAがティア1(一次)サプライヤとして降着装置受注第1号となる。

ドルニエは、水陸両用航空機の設計・製造・販売・サポートに特化した航空機メーカー。SPPCAは、国際競争の中、技術力・ノウハウを証明し、シースターCD2向けの降着装置の受注を獲得した。

SPPCAは今後10年以上にわたって、約300機の機体向けに降着装置システムと前脚のステアリングシステムを供給する。

住友精密グループは、世界の航空機メーカーに対して、降着装置の直接納入をするティア1サプライヤとしての地位確立を目指し、欧米の航空機メーカーに近いカナダにSPPCAを設立した。SPPCAを通じて、現地航空機部品メーカーの買収や、航空機整備会社大手ルフトハンザ・テクニークとの業務提携によるサポート体制を強化してきた。

今回のSPPCAによる受注は「これらグループの取組みが結実した結果」としている。

《レスポンス編集部》

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