東燃ゼネラル石油、コスモ石油などは、LPガス元売事業を統合に向けて準備を開始すると発表した。
東燃ゼネラル、コスモ石油、昭和シェル石油、住友商事の4社は今年8月、LPガス元売事業を2015年4月1日付けで統合することで基本合意、今回、事業統合する対象などを決定した。
事業統合するのはコスモ石油グループ、昭和シェル、東燃ゼネラルグループのLPガス元売事業と住友商事のLPガストレーディング事業、昭和シェルと住友商事の合弁会社エネサンスホールディングスのLPガス卸売事業。
事業統合の方法では、コスモ石油ガスを受け皿会社とする吸収分割によって、各社の事業を切り出す方法によって事業を統合する。事業統合後、4社はそれぞれ承継会社の株式2万株づつ保有する。
承継会社の社名や本店所在地は未定。資本金は110億円で、4社が25%づつ出資する。売上高は約4500億円となる見込み。
国内販売数量は電力・原料を除いて約370万トン、輸入数量が約280万トン、海外トレーディング数量が約100万トン。LPガス輸入基地は鹿島や千葉、川崎など、全国7カ所保有し、LPガス二次基地が清水、坂出、松山、広島の4カ所。