イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリ。同社の親会社が、フェラーリの本社が英国に移転するとの一部報道を否定している。
事の発端は、一部メディアの記事。その内容は、「フェラーリが、イタリアから英国への本社移転を計画しているという噂がある」というものだった。
フェラーリが属するFCA(フィアット・クライスラー・オートモビル)は12月11日、声明を発表。この中で、「フェラーリがイタリア国外に本社を移転することはない。噂は根拠のないもの」と、記事の内容を全面的に否定している。
また、この記事では、フェラーリがイタリアから英国に本社を移す理由として、「イタリアよりも英国の方が、税率が安いため」と指摘。FCAが本社の登記を、フィアットのイタリア、クライスラーグループの米国のどちらでもないオランダとし、実質的な本社機能を英国に置いて納税は英国で行っていることから、フェラーリがこれに追従する可能性を報じていた。
これに関しても、FCAは声明の中で、「フェラーリは引き続き、イタリアの税当局の管轄下であり続ける」とコメントしている。