JR北海道、小樽朝発の『ホームライナー』を廃止…春のダイヤ改正

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JR北海道のダイヤ改正は本州直通の寝台列車の廃止を除き、小幅な変更にとどまる。写真は一部の列車で時刻の見直しが行われる室蘭本線の普通列車。
JR北海道のダイヤ改正は本州直通の寝台列車の廃止を除き、小幅な変更にとどまる。写真は一部の列車で時刻の見直しが行われる室蘭本線の普通列車。 全 2 枚 拡大写真

JR北海道は12月19日、2015年3月14日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。北陸新幹線延伸開業や上野東京ラインの運行開始などにより運行体系が大幅に変更されるJR東日本やJR西日本に対し、小幅な変更にとどまっている。

本州直通列車は、上野~札幌間の寝台特急『北斗星』と大阪~札幌間の臨時寝台特急『トワイライトエクスプレス』が廃止される。ただし『北斗星』は8月下旬までの期間限定で臨時列車として運転される。上野~札幌間の臨時寝台特急『カシオペア』と急行『はまなす』は存続が決まったが、『カシオペア』は北海道内の時刻が繰り下がる。『はまなす』は引き続き、一部の日で運休や時刻変更の措置が採られる。

室蘭本線では、長万部5時39分発~苫小牧8時45分着の普通列車が『トワイライトエクスプレス』廃止により白老駅での待避がなくなることから、苫小牧着を10分繰り上げて8時35分に変更する。幌別8時28分発の東室蘭行きは、幌別発を現行より18分繰り上げて8時10分発とする。このほか、洞爺6時49分発の東室蘭行きを幌別駅まで延長する一方、長万部6時20分発の幌別行きを東室蘭止まりに変更する。

室蘭本線以外では、平日に運転されている小樽8時04分発の札幌行き『ホームライナー』を廃止。このほか、函館本線や千歳線、根室本線、宗谷本線、留萌本線でもダイヤの一部見直しが行われる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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