資金難から未払い係争中の元パナソニックNBLチーム…和解へ動く

エンターテインメント 話題
バスケットボール イメージ
バスケットボール イメージ 全 1 枚 拡大写真

男子バスケットボールのナショナルリーグ(NBL)で、昨季準優勝の出来高報酬が未払いであるとし、元所属選手ら12人が和歌山トライアンズを相手取り起こした訴訟は、12月19日「2015年8月までに分割で全額を支払う」条件で和解した。

問題が表面化した10月、トライアンズのチーム広報は「支払う意思はあるが、資金の目処が立ってない」としていた。2012-13シーズンを最後に休部したパナソニックトライアンズから経営権を譲り受け、2013-14シーズンからNBLに参加した和歌山だが、経営状況が悪化し今年6月からは新体制で再建を図ってきた。

最近は暗いニュースが続く男子バスケットボール界。このニュースにファンも「運営は容易でないということのようですね」「できるといいですが・・・」「和歌山県でバスケットボールって言えば 報酬未払い が最大の話題という」など、支払い能力がないと自ら公言したチームで、分割とはいえ本当に支払えるのかと心配する声も聞かれた。

NBLでは経営状況の悪化から、つくばロボッツが今季途中リーグの直接管轄下に置かれた。その後新たな運営法人は決まったが、選手との間で契約に至らず、15人中11人が自由契約となり退団。後に1人とは再契約できたが、リーグ参加には最低10人が必要となる。他チームからの移籍やフリーエージェントになっていた選手との契約で揃えたが、チーム状況は芳しくない。

この他にも経営状況の苦しいチームは多く、決して他人事ではない。FIBAからbjリーグとの統合問題を解決するよう勧告されている日本バスケットボール協会。NBLは実質、協会の管轄下に置かれており、こうした状況が今後どう影響するかも注目される。

【バスケ】出来高報酬未払いの和歌山トライアンズ、分割払いで和解が成立

《岩藤健@CycleStyle》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る