タカタ製エアバッグのリコール、クライスラーが全世界へ拡大

自動車 ビジネス 海外マーケット
クライスラー・アスペン
クライスラー・アスペン 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ) US(旧クライスラーグループ)は12月19日、タカタ製エアバッグ部品の不具合によるリコール(回収・無償修理)を、全世界に拡大すると発表した。

このリコールは、タカタ製エアバッグのインフレーターの不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。これにより、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇。インフレーター容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがある。

当初、タカタ製エアバッグの不具合によるリコールは、米国が中心だった。しかし、FCA USは、世界規模で行う必要があると判断。リコールの全世界への拡大に踏み切った。

全世界で、このリコールの対象になるのは、およそ367万2770台。クライスラーブランドの『300』、『アスペン』、ダッジブランドの『チャージャー』、『マグナム』、『デュランゴ』、『ラム』などが該当する。

なお、クライスラーグループは、「この不具合に起因した可能性のある事故で、1名の負傷者を確認している」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る