「アザ」「日焼け」「肩こり」にも注意…日常に潜む重病のサイン

エンターテインメント 話題
『左の肩が痛いのは心臓からのSOS?危険な病気の意外な予兆69』(市川純子著 1,080円 宝島社刊)
『左の肩が痛いのは心臓からのSOS?危険な病気の意外な予兆69』(市川純子著 1,080円 宝島社刊) 全 1 枚 拡大写真

 病気の意外な予兆を分かりやすく紹介した書籍『左の肩が痛いのは心臓からのSOS?危険な病気の意外な予兆69』(1,080円 宝島社刊)が、先月発売された。

 医学ジャーナリストでヘルスケアコンテンツ・ストラテジストの市川純子氏による同書は、病気の予兆を分かりやすいイラストと文章で表現した健康本。タイトル通り、重大な病気は、「長引く頭痛」、「背中の痛み」、「止まらない咳」など様々な予兆とともにやってくることがある。また、誰もが経験のある「アザ」や「日焼け」、「肩こり」にも他の重大な病気が潜んでいる可能性もあり、体のサインを見逃さないことが重要だ。

 そのような予兆があれば正しい科で受診することも、重大な病気の早期発見につながる。しかし、聖路加国際大の中山和弘教授らの調査によれば、日本は欧州に比べ、適切な健康・医療情報を入手して活用する能力(以下、ヘルス・リテラシー)が低いという。同調査では、日本人の8割以上がヘルス・リテラシーが足りないと判定され、また、「医師の説明を理解するのが難しい」と回答した人も半数近くにのぼっている。

 この事を踏まえ、著者の市川氏は、「医療本のほとんどは医師や専門家側から書いた本が多く、患者視点で書かれた本は少ない。病気になるメカニズムなど医師が発信する情報は、必ずしも患者の求める情報と一致していない」と、医師側と患者側における知識や情報の差を指摘し、「患者目線になり“自分ごと化”した分かりやすい情報に変換すること、患者が病気になった背景を考慮して伝えることが大切だ」としている。

 患者側の生活視点から、病気について“自分ごと化”して紹介されている同書。日本人が見落としがちな重大な病気の予兆を知っていれば、早期発見及び治療に取り掛かることができる。いつまでも健康でいるために、体の正しい情報を知り、自身のヘルス・リテラシーを高めてみては?

アザ、日焼け、肩こりも重大な病気のサイン?

《渡邊晃子@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る