伊良部大橋開通やリアル脱出ゲーム…宮古島市長「冬は“試練”で盛り上げる」

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宮古島市に新設された観光試練課などとともに、自信も“試練”を実感しながら観光を盛り上げる下地敏彦市長
宮古島市に新設された観光試練課などとともに、自信も“試練”を実感しながら観光を盛り上げる下地敏彦市長 全 18 枚 拡大写真

沖縄県宮古島市の宮古島と伊良部島とを結ぶ伊良部大橋が2015年1月31日に開通する。無料の橋としては日本最長となるこの橋の供用開始を前に、宮古島市長の下地敏彦氏は、「宮古列島が手を組んで、さらに盛り上げたい」と抱負を語った。

伊良部大橋は、県道252号平良下地島空港線の一部。ゆるやかにカーブを描く大橋は、総事業費約365億円。本橋部3540m、主航路部は船舶通行を考慮しアーチ型となっている。

「開通日には“渡り初め”も計画している。西側の伊良部島の人と、東側の宮古島の人が同時に歩き始め、橋のまん中で出会うようなプログラムを考えている」と下地市長。

伊良部大橋の開通によって、宮古島の北にある池間島、南西にある来間島、北西にある伊良部島の4島が道路で結ばれることになる。下地市長は「宮古島市は、離島と連合で取り組まなければ、観光も産業も盛り上がらない。これからは宮古列島全体で観光メニューをつくっていきたい」ともいう。

伊良部大橋開通の直前には、島全域をゲームエリアとしたイベント「リアル脱出ゲーム×宮古島 『封印された島からの脱出2』」(2015年1月9~31日の数日)が開催される。「宮古島には観光客が年間40万人訪れるが、その多くは夏場。冬にこうしたイベントを開催し、冬の宮古島の魅力を知ってもらいたい」と下地市長は話す。

「宮古島は、トライアスロンやマラソンなどの恒例イベントが行われ、体力の限界に挑戦する“試練”の舞台となっている。市役所内にも観光試練課という新しい課が設置された。このリアル脱出ゲームでは、体力はもちろん、知力を試す楽しいイベントになるはず。宮古島市民は祭りが大好きだから、地元の人と観光客が一体となって盛り上がるだろう」(下地市長)

レンタカーでめぐる宮古島版リアル脱出ゲームの開催時期には、伊良部大橋はまだ開通していないが、“謎解きドライブ”の途中に宮古島側からその雄大な姿を眺めることができる。「1日あればクルマで島全体をゆっくり回れる」という下地市長は、新設された観光試練課に期待しながら、自身の“試練”についても冗談まじりにこう語った。

「地域活性化へ向けたプロジェクトが重なり、夕方になると交流のために、やはりお酒を飲む機会が増える。連日お酒という週もある。地域と密着したコミュニケーションというのも、“試練”が求められているのかも」(下地市長)

《レスポンス編集部》

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