コンチネンタル開発のメルセデス Cクラス 向けタッチパッド、ダイムラー社「イノベーション特別賞」に

自動車 ビジネス 企業動向
メルセデスベンツの新型Cクラスに採用された革新的タッチパッド
メルセデスベンツの新型Cクラスに採用された革新的タッチパッド 全 13 枚 拡大写真

国際的な自動車部品サプライヤーであるコンチネンタルは、同社のディスプレイ ソリューションに関する技術説明会を開催。その中でメルセデスベンツの新型『Cクラス』に採用された革新的タッチパッドが「イノベーション特別賞」を受賞したことを明らかにした。

【画像全13枚】

この革新的タッチパッドは、マルチタッチ機能、ジェスチャーベースの制御、優れたデザインと高品質が大きな特徴で、コンチネンタルはこれを短期間で開発。今回の受賞はこれを評価したものだ。ダイムラー社メルセデス・ベンツ・カーズ開発グループ責任者のトーマス・ウィーバー氏は、「スマートフォンと同様に簡単に操作ができ、多言語の手書き入力に対応し、クリアな触覚フィードバックを提供。真の直感的なインターフェース実現に向けたマイルストーンとなった(抜粋:発表リリース)」とも評したという。

この日の技術説明会ではコンチネンタル社の計器&ドライバーHMI事業部のウルリッヒ・ルーダーズ氏が登壇。新型Cクラスに採用されたタッチパッドの技術的ポイントについても解説を行った。そこではタッチパッド内部の仕組みを明らかにすると共に、ソフトウェア次第で多彩な展開が可能であることについても言及。この搭載が将来的には他の自動車メーカーのモデルにもタッチパッドが採用される可能性を示した。

この他、コンチネンタルが手掛けるタッチパッドの技術として紹介されたのは、『触感的フィードバック』を持つインターフェースだ。タッチパッドの最大の弱点は平面であるが故に、操作する際は必ず画面を視認しなければならず、また入力も曖昧だ。そこでコンチネンタルでは入力に対して振動などのフィードバックを与える工夫を凝らした。しかも、指先の触感を通じて操作部の境目を判別できるようにすることで、操作したいボタンの位置が分かるようにしたのだ。これにより、タッチパッドを見る回数減へとつながり、より安全に入力が完了できるというわけだ。

説明会では、昨今の自動車用ディスプレイ ソリューションについての紹介も行われた。現在の主流はスマートフォンで多用される静電容量方式で、これ以外に近接センシング、ジェスチャー認識などがあり、ディスプレイの大型化、高解像度/高コントラスト化へと発展してきた。また、デザイン面では周囲のダッシュボードとディスプレイのフラット化が進んでおり、曲面にも対応すると同時に、スイッチOFF時にブラックアウトすることで、シームレスなデザインを作り出す流れが生まれているという。

また、次世代ディスプレイ技術として注目されているのが『AMOLED』を使った技術だ。AMOLEDとはアクティブマトリクス式有機EL(Active Matrics Organic Light Emitting Diode)の略称で、自発光/高コントラストで表示でき、ディスプレイ自体も薄く省電力、そして自発光であることで曲面化でも優位性がある。外光に弱いという弱点も解決されつつあり、コンチネンタルでは今後も開発に力を入れていくことを明らかにした。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「普通自動車免許で乗れる」新型ハーレーが日本初公開「二輪免許なくてもハーレーの世界観を」…東京モーターサイクルショー2026
  2. マツダが3年連続で最高の安全性評価、TOP SAFETY PICK+を8車種が受賞…米IIHS
  3. インフィニティ、新型SUVクーペ『QX65』発表…金箔入りサンファイアレッド塗装やVCターボ採用
  4. ホンダ、パスポートとHR-Vが最高評価「TSP+」を獲得…米IIHS
  5. 安東弘樹氏が体感!ソフト99「G’ZOX」最上位『ハイモース コート ヴェリス』で体感した“別次元”の艶と撥水PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る